石屋になって6年ちょっと、毎朝の「お参り」を続けています。息子もついてくるようになって、2年ちょっと。真摯に「お参り」する息子の姿を見ていると「ご先祖さま」に感謝する「お参り」を重ねて、「ご先祖さま」との繋がりを持つことは「子どもたちにとって最強のサポーターになる!」ってことを心から確信しています。
やればやるほど「間違いなくいい!」ってことが目に見えてきていますが、「お参り」のことを調べれば調べるほど科学的な根拠も見つかりつつあります。そんな「お参り」のこと、チャンスがあれば必ずその良さを伝えるようにしています。
おもしろいのは、「お参り」のこと、そして「ご先祖さま」との繋がりの話を伝えると、その話を聞いてくださった方がいろんな話を教えてくれます。特に最近驚いているのは、若い世代の方々が「ご先祖さま」との話について、熱く教えてくださる…ってことです。
特に、若い世代の方はおじいちゃんとかおばあちゃんの話をよく教えてくれます。みんな心の中に大切に思っている方がいて、その方との思い出やつながりを大切に大切に心の中に思っているんだな…ってことを感じています。
確かにボク自身も、大好きだったおじいちゃんのこと、おばあちゃんことはいつも心にあって、温かく包んでもらった思い出は、いつも心にあります。
大好きだったおじいちゃんと一緒に「うなぎ」を食べる。
いつものように出会った方に「子どもたちにとって『お参り』は最強のサポーター!」ってことを伝えていると、ある方が最近亡くなってしまった大切なおじいちゃんのことについて教えてくれました。
その亡くなってしまったおじいちゃんは「うなぎ」が大好きだったそうです。その亡くなったおじいちゃんの話をしていると、家族みんなでまた「うなぎ」が食べたいね…って話になったそうで、みんなでおじいちゃんの大好きだった「うなぎ」屋さんに行ったんだそうです。
その日、おじいちゃんの写真が入った写真立てを持って、おじいちゃんが大好きだった「うなぎ」屋さんに…。そして、おじいちゃんの写真立てを囲んで、みんなで「おじいちゃん、美味しいね。」って言いながら、みんなで「うなぎ」をいただいたそうです。
話を聞いているだけだったけど、本当に素敵な光景が浮かんできて、本気で泣きそうになりました。「うなぎ」を食べているみなさんの笑顔。そして、亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんのお写真。おそらく、喜んでおられてニコニコとしておられるおじいちゃん、おばあちゃん…。本当に素敵だな…って心が温かくなりました。
大切な方が亡くなってしまうことは本当に悲しいことです。だけど、残されたボクらはその大切な方を思うことはできるし、ボクら次第でそばにいてもらうことはできる…。ボクに大切な話を教えてくださった方のように、一緒に「うなぎ」を食べに行くことだってできる…。本当にステキです。
亡くなってしまってからも”温かいつながり”が生まれる。
この「うなぎ」の話を聞かせてもらってから、亡くなってしまった方との”つながり”のことをずっと考えています。そして、18年前に亡くなってしまったボクが最もリスペクトする師匠のことを思い出しています。
師匠は、18年前に本当に突然亡くなってしまいました。本当に突然亡くなってしまったので、悲しくて、悲しくて…。これまでずっと心に思ってきたけれど、ずっとずっと悲しい思いを抱えていました。そんな悲しい思いの中でも、師匠はボクに力を与え続けてきてくれたし、支え続けてきてくれました。
大切なおじいちゃんと「うなぎ」を食べに行った話を伺って、笑顔でおじいちゃんの写真を囲んでおられたことを伺って、もしかしたらボクは師匠のことを思ってずっと涙してきたけど、もしかしたらボク次第でまた師匠との新しい関係を作っていくこともできるかも知れないな…って思うことができました。
今度、師匠の写真と一緒にゆっくり焚火をしながら、師匠とビールを飲みたいな…と思っています。「うなぎ」屋さんの話を聞いてそんな風に考えられたのですが、ボクの中で今までとはちょっと違う笑顔の師匠の顔が浮かんできました。そんな師匠の笑顔を思っていたら、なんだかこれまでとはまた違う不思議な”温かさ”を感じている自分がここにいます。
大切な方が亡くなってしまうのは、本当に悲しいことだけど、残されたボクら次第で、また”温かいつながり”を作っていくことができるのかも知れないな…って感じています。そして、それを子どもたちにも話して聞かせて、みんなで大切にし合う…そんな”温かいつながり”を作っていけたら、みんなが温かい空気に包まれて、みんな幸せになっていくかも…と思っています。
いろいろ感じることがあるけど、これからも息子たちとの毎日の「お参り」を続けていきたいと思います。手を合わせることを続けながら、亡くなってしまった方との”温かいつながり”のこと、もう少し考えていきたいと思います。
庵治石細目「松原等石材店」3代目 森重裕二
