今日は長男の卒業式でした。卒業証書を手にして、凛としていた息子の姿を見ていると、涙が止まりませんでした。6年間の思い返すと、4年生の秋からスタートした「朝の『お参り』」のことが思い出されます。
バスケットをがんばっていたある日、腰の痛みを訴えて受診すると、診断は「疲労骨折」。スポーツ禁止を言い渡されてしまいました。あまりの事実に号泣…。そして、家族全員がどん底…って時にボソッと一言。
「おとうと一緒に『お参り』に行く。」
ボクが毎日続けていた朝の「お参り」についてくる…と言ったのでした。その日から、毎日の「お参り」を続けました。怪我が治ってからも、今で約2年半。彼は、毎日の「お参り」をやり切って、小学校を卒業しました。
息子が手を合わせる姿から学んだ「お参り」のすごさ。
真摯に手を合わせる息子の姿から、ボクはたくさんのことを学ばせてもらいました。息子の姿を見てきて、今はっきり言えることは「『お参り』は子どもにとって最強のサポーター!」だということ。息子の横で考えたことがつながって、とことん「お参り」について学んでいますが、さらにその思いが強くなっています。
「お参り」にいき始めた当初、おそらく息子は「ご先祖さま」にずっと「ケガが治してください。よろしくお願いします…。」とお願いを続けていたんだと思います。そして、その思いを「ご先祖さま」はそのまま受け止めてくれて、毎日毎日彼の願いを聞き続けてくれたのでした。
その姿を見ていて、教師をしていた時に学んだ「カウンセリングマインド」の話が重なりました。「カウンセリングマインド」のキーワードは3つ。「受容」・「傾聴」・「共感」です。まさにそのままを、毎日の「お参り」で「ご先祖さま」がやってくださってたんだと思っています。
そして、ケガが治った日に、彼は「『ご先祖さま』にお礼に行く。」と言って、真っ先に「お参り」に行ったのでした。彼の心の中に、確かに「ご先祖さま」という存在がいて、彼をとことん応援してくれて、とことん支えてくれているんだ…ってことを感じています。
この前、NHKさんの「小さな旅」(4月中旬放送予定)で「お墓参り」の撮影をしてもらった時も、ディレクターさんからのインタビューに「支えてもらっています。」とハッキリ答えていました。残念ながら、「お参り」のシーンは全てカットされてしまいましたが…。
「お参り」の良さについて話すと、たくさんの反応が…!
そして、この息子が「お参り」をする姿から考えたことや思ったことについて話してみると、思った以上に反応があることが分かってきました。特に、若い世代のみなさんに話した時の反応は想像を遥かに超えています。すごいんです。
若い世代は「お参り」からは離れている…という話を聞くことがありますが、そんなことはないと思います。むしろ、息子の「お参り」の話は、若い世代の方こそ思いっきりちゃんと聞いてくれるし、若い世代の方が真剣に考えているかも…と感じることさえあります。
中には、ボクの話がキッカケで、家で手を合わせるようになった方や、お子さんと「お参り」を始める方もいます。「お墓離れ」が進んでいる…という流れと反対のなので、若い世代の皆さんの反応にはちょっとびっくりしています。
反応がいいこともあって、論文や書籍でこのことを調べていると、世界的にも、こういった動きが進んでいることが分かってきました。祖先のことを思ったり、ルーツを調べたり…といったことが大切にされる…ってことが増えていきているみたいで、もしかしたらこれからこういったことが大切にされる流れがやってくるのかもしれないな…ってことも感じています。しっかり学んで、またみなさんにシェアしたいと思います。
卒業式の日に…改めて「ご先祖さま」に感謝!
卒業式の朝も、息子と一緒に「お参り」に行きました。手を合わせている息子の姿を見ていると、これまで2年半ほどの毎日の「お参り」で、たくさんのことを「ご先祖さま」と話してきたんだろうな…って思いました。ケガをしてしまった時などしんどいこともあっただろうし、大きな大会を前に緊張したこともあっただろうし、うれしいことも、悲しいことも、「ご先祖さま」と話してきたんだろうな…と思いました。
そして、そんな彼を見ていると、これまで「ご先祖さま」は、ずっと彼を応援してくださっていて、支えてくださっていたんだろうな…と改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。もしかしたら、中学校になると、なかなか今までみたいには「お参り」に行けなくなるかも…だけど、これからもずっと見守ってもらえたらいいな…と思いました。
卒業式で凛としてがんばっていた息子の姿を見ていると、涙があふれて、胸がいっぱいになりました。そして、見守ってくださってる「ご先祖さま」にも改めて感謝の気持ちで胸がいっぱいになり、涙があふれてしまいそうになりました。本当にありがたいです。
今日から、春の「お彼岸」が始まりました。「お彼岸」は、「ご先祖さま」や亡くなった方に最も心が届く時…。この「お彼岸」の間に、改めて息子を連れて「お参り」に行きたいな…と思っています。そして、心から「ご先祖さま」に感謝を伝えたいと思います。
庵治石細目「松原等石材店」 3代目・森重裕二
