穴掘り


 花を立てる穴や空気穴などの、穴を開ける作業です。ダイヤモンドのチップがついているパイプを回転させて、円柱を切り抜いていくようなイメージです。

 穴を開けるだけでなく、大きな丸い部材を取る時も、パイプの太さを変えて穴を開け、パイプの中に残った円柱を使います。


現場彫り(文字彫り)

 お墓や霊標に、文字を追加で彫る場合、動かすことができる場合は、工場に持ち帰って彫ることもありますが、動かすことが難しい場合は、現場で文字彫りをします。


 「サンドブラスト」という技術を使って、文字の形にくりぬいたゴムを石にしっかりと貼りつけた後、コンプレッサーの空気の力を使って砂を吹き当てて文字を彫っていきます。熟練の技術を要する仕事の1つです。

 

石彫


 彫刻は、特に技術を必要とする仕事です。この動画は、「石彫」専門の職人、伝統工芸士である和泉良照さんの仕事の様子。「チッパー」という道具で少しずつ少しずつ彫り上げていきます。

 ちなみに、和泉良照さんは、約40年前に地域の太鼓台を復興させた時に、太鼓台の彫刻を彫り上げた方でもあり、地域の祭を愛する伊勢音頭の名手としてもリスペクトされています。


ノミ焼き


 この職人さんは、普段は腕のいい「磨き」の職人ですが、元丁場師(丁場で石を採掘する職人)だったこともあり、様々な技術の持ち主。

 今は道具が進化してこのような姿は見られないのですが、昔の丁場では、早朝の夜明け前からこのようにノミを焼き、道具を揃えてから仕事をしていたそうです。この動画で焼いたノミは、自然の石の肌の材料を取る時に、大きな石を割る時に使いました。



押し切り

 
 機械ではできない形を作っていく、細かな手仕事「役物」の職人さんです。この写真は、自然の割れ肌を使いたい時の技術「押し切り」です。「セットウ(げんのう)」と「押し切り」という2つの道具で割っていくことで、きれいな自然の石肌を出していきます。

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